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遊具で安全に遊ぶ方法

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平成28年2月消費者庁より遊具による事故件数等のまとめが発表されました。

資料によると、6歳の子どもの事故が一番多くなっています。
これはやはり小学校に上がったばかりで、必要以上に活発に動く事により、事故に繋がる危険性が多くなるからであろうと思われます。
その中でも滑り台による事故が多くなっています。これは遊具の設計的な問題なのか、点検の甘さにより指摘が不十分で改善が出来ないのか不明ですが、原因として落下が多く挙げられています。
これは、開口部を必要以外に無くす事により、事故は防げると思うのは私だけでしょうか。

しかし現状での設計変更は難しい問題があり、左右の開口部を無くす事は不可能な事でしょう。トンネル形状の滑り台で落下した話は聞いた事は無いので、全てトンネル形状にすれば良いはずですが、ここで別の問題が見えてきます。
事故原因としてもう一つ、接触事故が多く上げられているからです。
トンネル形状は接触の可能性も多く、中が見えないという危険があります。

そこで遊具事業関係者が考えたのが、「ならば保護者がその場で指導すれば良いのでは?」ということでしょう。【6歳以下の子どもさんには保護者が付き添う事】と、遊具にシールで表記して推進している物もあります。
では保護者が居ない子どもは遊べないのでしょうか。それは少し気の毒な気がします。

それでは、保護者がその場にいても事故があるのはなぜでしょうか。
私が公園でスマホの画面に集中しているお母さん達の姿をよく見かけます。画面に夢中で保護者が「そこにいるだけ」になってしまっているのです。
「そこにいるだけ」のお母さんにならない為に必要なのは、子どもを「見て」あげることはもちろんですが、お母さんが公園で子どもを遊ばせる時のルールを作り、それを子どもと一緒に守る事では無いでしょうか。

今回はNPO法人子ども育成支援協会にて、公園で遊ばせる為のルールを作成いたしました。これにお母さんのルールをプラスして頂ければ完璧になります。
かなり多いルールですが、危険を回避するには事故の可能性のある事は全て注意喚起が必要なのです。ルールを守れば必ず事故は減りますので、是非実行して下さい。

そしてこれも大きな問題なのですが、点検時には問題無くても、遊ばせる時に危険個所を保護者が作ってしまう事があるのです。
今回、点検後保護者が危険を作った事例を数点挙げてみますが、挙げた以外にもまだまだあります。
これは、遊具点検27年のベテラン点検者が実際体験した事でありますので、ご参考にして頂き、事故撲滅にご協力願えれば幸いです。

保護者の方が原因で発生した事故事例

  1. ロープを利用した遊具に指輪の破片が入り、子どもが知らずにロープを握り手に怪我をした。
  2. ヒールの硬質ゴムが滑り台の滑り面の隙間に挟まり、その後そのまま破片が残り、子どもが滑る時にお尻に破片が当たり切り傷 を負う事故が発生した。
  3. 金具の着いた靴でプラスチック製(p.p)のトンネル滑り台を、子どもを抱えて滑り降り、お母さんの靴の金具が滑り面に傷を付け、その跡がバリとなり、滑り下りた子どもの太ももに切り傷ができた。
    (その後、お母さんからの通報で直しに行きました。)
  4. 携帯電話のプラスチックカバーが割れ、砂場に混入。子どもが怪我をした。その場で点検していたYさんにお母さんが怒鳴る。Yさんはお母さんの持っていた携帯カバーの割れに気づき、その場で検証してお母さんに指導した。
  5. お母さんの口紅で、子どもが遊具に落書きをした。点検後、帰る時に発見し、落書きを落とした。周りを見ると子どものお尻に口紅の跡が付いている子どもが数人いた。
  6. たばこを吸い、吸い殻をその場に放置し、子どもが拾い火傷をした。
  7. お父さんの飲み掛けのココアを子どもがベンチに零し、その後ア リが大量発生した。
    (水道が無い公園なので掃除が大変でした。その時に子ども数人の衣服にアリが入り保護者の方も大騒ぎとなりました、また、刺された子どもさんもいました。)
  8. 携帯電話のアンテナキャップを落とし、子どもが知らずに素足で踏み怪我をした。
  9. ローラー滑り台に子どもと一緒にお母さんが乗り、加速が付き過ぎて減速部でも減速せずに放り出され、お子さんが下敷きになり大怪我をした。この事故はお母さんの右手が骨折した。
    (遊具は基本的には子どもが遊ぶ為の設計になっている為、大人が遊ぶには問題があります。)

~公園で子どもを遊ばせる為のルール~

第1条 遊ばせる為の準備
  1. アクセサリーは一切身に付けない。
  2. 時計は付けず携帯電話で対応する。
  3. バック類はコンパクトな物を使用する。(金具類が少ない物を使用)
  4. 靴は運動靴が望ましい。1kega_boy
  5. 爪は伸びていない事。(伸びている人は対策として手袋をする)
  6. 救急用バンソウコウを数枚用意する。
  7. ティッシュペーパーを用意する。
  8. ビニール袋を用意する。
  9. メガネは落下止めバンドを付ける。
  10. スカートは禁止。動き易い服装で。
  11. 静電気防止対策を行う。(静電防止スプレーを利用すると良い)
  12. 携帯電話は落ちない様に身に着ける。(首からぶら下げる事は禁止)
  13. 外気温度が高い場合には、遊具も高温になり、火傷の危険性もあるので遊び場の検討を行う。
  14. 砂場遊びをする場合には、持ち物が割れていないか確認する。
第2条 持ち物に対する注意
  1. 日焼け止め対策は自宅で行う。
  2. たばこの持ち込みは禁止。(吸わなくても落としたら危険です)
  3. ライターの持ち込みも禁止。
  4. 虫よけスプレーは安全装置が付いている物を使用する。
  5. 水筒はソフトケースに包まれた物を使用する。(固いものは駄目)
  6. 危険物の持ち込みは禁止。(はさみ・カッター・針・溶剤関係)
  7. 食べ物類の持ち込みは、公園の利用案内等に従う。
  8. ビニール袋を用意する。
  9. メガネは落下止めバンドを付ける。
  10. スカートは禁止。動き易い服装で。
  11. 静電気防止対策を行う。(静電防止スプレーを利用すると良い)
  12. 携帯電話は落ちない様に身に着ける。(首からぶら下げる事は禁止)
  13. 外気温度が高い場合には、遊具も高温になり、火傷の危険性もあるので遊び場の検討を行う。
  14. 砂場遊びをする場合には、持ち物が割れていないか確認する。
第3条 安全に遊ばせる方法を学ぶ

ブランコ編

  1. ブランコに乗せる時は必ず点検する。(汚れは無いか、異物は突き刺さっていないか)
  2. サポートが悪いと怪我の元である。ブランコに子どもを乗せ後ろから押してあげる時も、押し位置が悪いと子どもをブランコの着座(お尻を着く場所)から突き落とす様になる。
    必ず写真の位置で押してあげる事。

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  3. 子どもが横から飛び出てくる事、前から飛び出てくる事を想定して遊ばせてあげる。

滑り台編

  1. 滑り台は必ず、滑り降りてからの安全が確保出来た状況を確認してスタートの段取りを行う。

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  2. 必ず踊り場まで連れて行き、スタートポジションを保たせる。その後保護者は踊り場を降りて滑り面の真下に行き、スタートの合図をして滑らせる。
  3. 横から子どもの手を掴み滑らせる事は危険。
  4. スタート時は、お子さんの頭が重い為バランスが崩れ、後ろに倒れがちになる為、必ず前かがみにして滑らせる。
  5. 体に砂が付いている状態で滑らせると、加速する危険性があるため、必ず砂を払い落としてから滑らせること。
第4条 周りの状況判断が必要
  1. 接触事故を防止する為友達が遊具で遊んでいる場所から離れて遊ばせる。最低でも2m以上は開ける事。
  2. ロープウェー遊具等は、大きな子どもが遊んでいるため、近くに行かない事。
  3. おもちゃ類の持ち込みが可能な公園でも遊具の近くでは遊ばせない事。
  4. 大きな木の下は涼むには丁度いいが、毛虫等が居る可能性があるため注意が必要。
  5. 草に覆われている公園は地面の凹凸が分かりにくいので、注意する事。
  6. 遊具に空いた穴に蜂が出入りしている場合には、絶対に遊ばせない。
  7. ちびっ子ハウスを使用する場合は、必ず保護者が内部の確認をする。

実際にあった例

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  • 大きなウンチくんがあった
  • 猫に遭遇
  • ヘビに遭遇
  • 内部が欠け、釘が出ていた
  1. 大きな子どもが遊んでいたら、場所を譲り合い、大きい子がいなくなったら遊ばせる、ということも大切である。
    (滑り台の踊り場で接触して落下した事故もあります。)
  2. 友達と遊ばせる場合には必ず保護者が一人1名を見る体制を作る。
  3. 遊具に異常を感じた(変な音がする、油が垂れて来た、割れた、その他異常を感じた)場合には、絶対遊ばせない事。
    (他の保護者の方と、管理者の方に連絡をして下さい)
  4. 雷が鳴ったら至急安全な場所へ避難する事。(木の下への避難は危険です。)

~楽しく遊ばせるには~

子どもは遊具で遊ぶことで、運動神経が発達し、危険に対する認識と、楽しく遊ぶ方法を身に着ける能力を養い、色々な遊具での遊びを覚え、心から楽しいと思える様になります。
そして一番大切な事が、子どものチャレンジ精神を大きく育てる事ができるということです。子どもはチャレンジ精神を持つ事で諦めず積極的な活動が出来るようになります。

子どもは高い所でも登ろうとします。ここで親が止めるとチャレンジする気持ちを失ってしまいます。(遊具業界ではリスクと呼んでいます)チャレンジする気持ちを失うと、積極性を失い大人になっても、遊びが苦手な人になってしまうのです。

ここでNPO法人子ども育成支援協会が全国1834人に「公園で遊ぶのが嫌いな人へ理由を聞く」と言うアンケート調査をした結果をご紹介いたします。

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※2014年3月~12月の調査による

自由に遊具で遊ばせる事でこそ、子どものチャレンジ精神が養えるのです。しかし、一つ間違えると大きな事故に繋がります。

そこでお母さん・お父さんの出番です。子どもを楽しく遊ばせる方法をお話しします。

  1. 笑顔を忘れず、子どもに違和感を与えない事。
  2. 子どもの体調管理は忘れずに。
  3. 保護者の体調もきちんと管理して下さい。風邪で調子が悪い時などは特に注意してあげる事。
  4. 食事は必ず取り遊ばせる事。
  5. 暑さ・寒さ対策を忘れずに。
  6. 遊具に空いた穴に蜂が出入りしている場合には、絶対に遊ばせない。
  7. 遊んでいるときは、いつもより優しく接してあげてください。子どもの楽しさが倍増します。

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